人工授精について
生殖技術について人工授精、体外受精、代理母、出産前診断・選択中絶の面で考えてみたい。
1人工授精
女性の子宮内に直接精子を送り込む方法。簡単で成功率が高い。夫の精子を用いる配偶者間人工授精(AIH=by husband)と他人の提供した精子を用いる非配偶者間人工授精(AID=by donor)に分けられる。精子のほうは濃縮し、マイナス約200度の液体窒素を使って凍結するだけでほぼ半永久的に保存が可能となる。
このように近年では精子、卵子共に冷凍保存の技術が進んでいる。しかし凍結受精卵や凍結卵子の保存期間については、日本産科婦人科学会の規則で「結婚が継続している間」と規定しており、カップルが離婚したり、どちらかが死亡したりした場合には保存できないとしている。卵子や胚には一定の規定があるものの、冷凍精子には規定がなく、バンクの提供者が死亡したときなどの際の処理は各病院にゆだねられているという。